バンナムフェス2ndで流れたアイカツ関連楽曲をより楽しむために
はじめに
バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル2nd(以下、バンナムフェス2nd)楽しかったですね!まだ見ていない人は5/23 23:59までアーカイブ配信(https://fes.bn-ent.net/ticket/online/ )があるので見てください。DAY1の写真付きレポートも参考になります。
セトリは前半が4曲、
【#バンナムフェス2nd_day1】
— バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル (@bnefestival) 2022年5月14日
『アイカツ!シリーズ』より4曲を披露していただきました!
♪episode Solo
♪ヒラリ/ヒトリ/キラリ
♪プライド
♪チュチュ・バレリーナ#バンナムフェス2nd
後半が4曲の計8曲でした。
【#バンナムフェス2nd_day1】
— バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル (@bnefestival) 2022年5月14日
『アイカツ!シリーズ』より4曲を披露していただきました!
♪君のEntrance
♪アイドル活動!オンパレード!ver.
♪Bloomy*スマイル
♪HAPPY∞アイカツ!#バンナムフェス2nd
前回は5曲だったことを考えると、10周年を2年間くらい盛り上げていこうとする強い意志を感じました。
特に前半は、他の作品群がバチバチの楽曲で攻めてくるのに対し、番組の通常ED曲だけで勝負をかけた、予想外かつ素晴らしいセトリでした。アイカツおじさんたちはほとんど予想できなかったんじゃないでしょうか?
考えれば考えるほど組み合わせが予想外過ぎたな……
— ひさくら (@hskr_t) 2022年5月14日
バンナムフェス2nd、アイカツ楽曲は初めの1秒で崩れ落ちる訓練を積んでいるぼくですらチュチュ・バレリーナは全く予想してなかったので10秒くらい何が起こっているのか分からなかったね
— ひさくら (@hskr_t) 2022年5月14日
私も予想できませんでした。容量オーバーした脳細胞が沸騰してあまり記憶がないです。
アイカツシリーズの曲めっちゃ良かったんだけど、次は何を見ればいいの?
一番安く見られるdアニメストアのリンクを貼り付けていますが、他の動画配信サービスでも見られるので探してみてください。
episode Solo:劇場版アイカツスターズ!
いきなり劇場版?とお思いかもしれませんが、劇場版アイカツスターズ!は高クオリティの楽曲・ステージ、湿度の高い感情と、アイカツスターズ!の魅力が60分にギュッと詰まっています。
本当はアイカツスターズ!50話がいいんですが、あれは1年完走した視聴者に対するごほうび的な立ち位置なので……
ヒラリ/ヒトリ/キラリ:アイカツ!41話「夏色ミラクル☆」
台風で開催が危ぶまれたステージ、はらはらさせる展開の後、ステージを披露します。ステージに対する障害という意味では、開催までに紆余曲折あったバンナムフェス2ndと重なるところがあります。
「少しでも可能性があれば、それに懸けたいんです!」主人公星宮いちご(CV:諸星すみれ、歌唱担当:霧島若歌)の言葉は、私たちの心を打ちます。
本エピソードではヒラリ/ヒトリ/キラリは8人ユニットSTAR☆ANISとして披露しますが、STAR☆ANISの各メンバーは皆それぞれ違った魅力を見せ、必ずや一人はあなたの推しを見つけられるでしょう。私の推しは霧矢あおいちゃん。
プライド:アイカツフレンズ!41話「ラブミーゾーンを解き放て!」
「ラブミーゾーン」というのは、自らのアイドル活動を極限まで研ぎ澄ませたアイドルだけが見ることができる、限界の先にある可能性の世界「アイカツゾーン」の「ラブミーティア」バージョンのことです。「ラブミーティア」は神城カレン(CV:田所あずさ)・明日香ミライ(CV:大橋彩香)のユニット。バンナムフェス2ndのMCでも田所あずささんが言っていましたね。
全く関係ないですが、個人的には23話「叫ぶ、瞬間」もおすすめ。ラブライブシリーズで監督を務める京極尚彦さんが脚本・演出・絵コンテを担当しており、単体で見ても非常に面白いです。私の推しである二ノ宮ゆいさん(八神マキノ役でデレマスに出演)も出てます。
チュチュ・バレリーナ:アイカツ!130話「ユニットの魔法」
氷上スミレ(CV:和久井優、(現)歌唱担当:藤城リエ)の(ユニットを組む相手を決める)公開プロポーズの時に流れ、そのまま特殊EDに突入します。控えめに言って神演出。アイカツ無印最終盤における神懸ったクオリティのステージCGの片鱗も垣間見えます。
君のEntrance、アイドル活動!オンパレード!ver.:アイカツオンパレード!1話「あけちゃお! アイカツのトビラ」
アイカツオンパレード!は、ここまでに放送していたアイカツ!、アイカツスターズ!、アイカツフレンズ!の世界線をごった煮にしたお祭り作品です。まずは1話を見てみて、それ以降はここまでの作品を見た後に見れば非常に味わい深いです。
Bloomy*スマイル、HAPPY∞アイカツ!:劇場版アイカツプラネット!は2022/07/16公開です!
最後は現行作品であるアイカツプラネット!……といいつつもテレビ放送は2021年1月から7月で終わっており、現在はキャストさん達がYouTubeでアイドルバラエティ番組「ミラーイン☆ラボ」が毎週木曜日に配信されています。
アニメではなく実写なので肌に合わない人もいるかもしれませんが、私は大好きです。センターかつ主人公音羽舞桜を演じる伊達花彩さんが如何に大物であるかが伝わってきます。
そしてなんと、劇場版アイカツプラネット!が今年2022年7月16日(金)に公開されるじゃあありませんか!テレビシリーズも25話と(過去作と比べて)コンパクトにアイカツシリーズの魅力がまとまっているので見ていただきたいのですが、劇場版も絶対面白いと思うので楽しみにしていてください。
アイカツプラネット!テレビシリーズ2期はいつ放送ですか??
「ステージで歌ってる人がバンナムフェス2ndと違う曲が多いみたいだけど……?」
いいところに目を付けましたね。アイカツ!、アイカツスターズ!、アイカツフレンズ!、アイカツオンパレード!(178+100+76+28=全382話)を全て見れば理解することができます。おいで。時間かかってもいい。よじ登っておいで!わたしたち、待ってるから。
長いかもしれませんが各作品を見終わる寸前には「終わらないで……」となるし、後から何度も見返してしまうエピソードがきっとあるはずです。本当です。私は正気だ。信じてくれ。
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各曲のノンクレジット動画
それでは皆さん一緒に~~!アイ、カーツ!!
アイカツ!シリーズ各作品入門案内(順次追記)
なりたい私にミラーインしている方もしていない方も、元気にアイドル活動に励むことができているでしょうか。
今回は、私の記事(下記)を読んだり誰かから勧められたりしてアイカツ!シリーズ各作品を見た人が、次にどうすれば良いのか悩んでいるのかもしれないと思い、それぞれの特徴をまとめてみました。
私はどの作品も好きです。ただ、アイカツスターズ!で人生を救われたので、文章の持つ熱量が違う可能性があることをご容赦ください。
②以降は順次追記します(2021/02/24)。
①リアルタイム性を重視する
データカードダスのCMやWebサイト、はたまた親会社のIR情報などから情報を漁ることで今後の展開をあれやこれや妄想したり、リアルタイム(今作は日曜朝7時~。健康的ですね)からTwitter上で実況して今回の良かった点を語り合うのが子ども向け作品の醍醐味の一つと言っても過言ではありません。ゲームで楽曲の新たな魅力に気付くこともあるんですよね。好きな姿形をした女の子に好きなドレスを着せて歌って踊って貰えるし。
なので、まずオススメするのは、現在実写+アニメの作品が絶賛放送中、データカードダスも超楽しいアイカツプラネット!を楽しんでいただきたいということです。実写ということでもしかしたら気が引けるかもしれませんが、これまでのところアイカツのエッセンスはむしろ濃縮されていると思います。
過去作であった歌唱担当・声優さんの成長とアニメ本編で紡がれていた物語が全て本編に入れ込まれている感じです。主人公音羽舞桜/ハナ役をやっている伊達花彩ちゃんは女児時代に無印筐体をやりこんでいたことも大きなポイント。
幸いなことにこれまでの話(1-6話)を期間限定(3/1(月)18:29まで)で配信してくれてるので見てください。私の今の推しは珠樹るり/ルリちゃんです。キャストさんの名前とミラーイン前後の名前がごっちゃになりますが、まずは見てみて、好きな子がいたら深く調べれば良いじゃない! じゃない?
時間がなければ30分でお話がつかめるダイジェスト版でもいいです。
もちろん、魅力的な楽曲達は今作でも健在です。
次にどんな楽曲が追加されるんだろう……!とわくわくするのもリアルタイムならではの魅力ですね。各種サブスクサービスにも乗っているのでもし興味があればそちらを聞いてみてもらっても良いと思います。
②強い楽曲を聴きたい
アイカツ!無印、あかりジェネレーション(101-178話)、アイカツスターズ!(全100話+劇場版)、アイカツフレンズ!(全76話)、アイカツオンパレード!(26話+Webアニメ6話)をいきなり全部見てもらうのは厳しいと思います。なので、まずはそれぞれの作品で特徴的な楽曲を聴いて、そこから入ってみるのを提案します。この項目では各作品でキーとなる楽曲(と私の好み)を挙げたいと思います。
アイカツスターズ!に学ぶ社会人の心得
目指せ!アイドル一番星!
今日は社会人として成長するために必須の作品であるアイカツスターズについて紹介します。
アイカツスターズ!とは
女の子にも大人にも大人気のデータカードダス・アニメ「アイカツ!」シリーズの二作目。学園のトップスターS4になるべく汗と涙を流す女の子たちの物語です。前作「アイカツ!」は全178話+劇場版二作あるのに対し、本作は全100話+劇場版一作しかないので、一瞬で見ることが出来ます(個人の感想です)
ですが、年度の変わり目を迎えるこの頃、いくら感染症対策で家に籠もっていると言っても50時間近くあるので全部見るのはちょっと……という方は多いと思います。
そこで、今回は社会人として気をつけるべき大事なことに的を絞り、学びを得ることの出来る計10話を紹介していきたいと思います。今回は時系列順ではなく、社会人として身につけるべきスキルの習得順に沿って紹介していきます。
キャラクターや基本設定などは、公式ページの事前情報さえあれば何とかなると思います。
また、原則としてあにてれのリンクを貼っていきますが、dアニメストアやバンダイチャンネル、他の配信サービスでも見ることが出来るので興味があったら見てください。
2021/12/26更新:あにてれがいなくなったので、遅くなったけどdアニメストアのリンクに差し替えました。
目標設定と信頼できる人間関係
1話 「ゆめのはじまり」
主役の虹野ゆめは、大きなホールで見たステージに圧倒されて、「いつかは自分もこうなりたい」と決意します。小学生の頃「私の夢」と書かれた作文には、「S4になること!」と書かれており、彼女の決意の高さが窺えます。
また、アバンで横にいる幼なじみの七倉小春と一緒に四ツ星学園に入学することはとても心強いでしょう。もちろん社会人は周りが知らない人ばかりだと思いますが、それは周りも同じ。積極的に人間関係を作っていくことが大切です。
紙に残すことによる理解
5話 「マイ ドレスメイク!」
「一週間後に」「自分の作ったドレスで」ステージをするという曖昧な目標は、ただ頭の中で考えているだけでは一向に進捗しません。
最初は「ワクワクが止まらない!」と張り切るゆめですが、憧れのS4である香澄夜空の「ステージの上では『ドレスが持つ使命』を考える」と曖昧な言葉に、迷います。
その解決法は誰かから教えてもらうのではなく、「図書館で借りた本で情報収集をして挑む」という王道そのもの。学んだことを逐一ノートに書いていくことで、自分ではそう思わなくてもあなたの脳内では体系だった知識が身についていることでしょう。その知識があれば、先輩の立ち居振る舞いを見ただけでそれを自らの知識と結びつけて目標に結びつけることがきっと出来るはず。
目標と自分のギャップを学ぶ
10話ゆめのスタートライン!
冒頭で何やら不穏だけど気にしないで下さい。仕様です。
同じ歌組のS4である白鳥ひめのライブの代打として初めてのソロライブを行うことになった虹野ゆめ。自分の実力を知らずに浮かれたままでチケットを売り始めたものの、全くチケットが売れずに理想と現実の差を思い知ります。
自分が目標とする姿と今の未熟な自分とのギャップに落ち込むことは社会人生活の中で頻繁にあります。ここでへこたれずに、涙を流しながらも自らのライブ開催のために尽力するゆめの姿からは、多くを学べます。
11話「密着!白鳥ひめの一日」
目標と自分のギャップを学んだ上で憧れの白鳥ひめの手伝いをすることで、自らが理想とする存在が天賦の才能だけではなく、並々ならぬ努力とファンを思う気持ちによって成り立っているのだということを思い知ります。登場人物皆の汗と涙が惜しげも無く流されるのは、アイカツスターズ!一年目の根底を流れる信念だと言っても過言ではありません。
過ぎたるは及ばざるが如し
7話 「シンプル イズ ザ ベスト!」
仕事を行う上で、クオリティとスピードの両立は大切です。細部にこだわりすぎて大局が見えず、袋小路に陥ってしまう桜庭ローラがそこからどのように抜け出すのか。本当の「個性」とは何か、どうやって自分を初対面の他人の印象に残せばいいのかも教えてくれる、とても大事なエピソードです。
「シンプル イズ ザ ベスト」こそ、仕事の極意。
あなたの仕事を止めないために
16話「ミラクル☆バトンタッチ」
アイドルのお仕事にも私たちのお仕事にも不測の事態はつきもの。
業務の主担当が何らかの事情で仕事が出来なくなることや、あなた自身が病気などの事情でどうしても仕事できなくなることがあると思います。
無理はしないこと、それが第一ですが、組織の一員であれば流れている仕事を止めるわけにはいきません。本エピソードでの虹野ゆめと桜庭ローラのように、仕事を誰かに任せられるような体制を構築しておくことをオススメします。また、誰かに任せられた仕事は他人事ではなく自分のものとして全力で取り組みましょう。
自らの果たすべき役割
17話「本気のスイッチ!」
優等生のはずの早乙女あこが番組の収録で思うようにいかない、それは推しアイドルに存在を認知してもらおうという気持ちが強すぎる故のかわいいものですが、番組はめちゃくちゃになってしまいます。そもそも、あこ自身もアイドルであり、そのアイドルがファン以外を見るのはアイドルとしての役割失格です。やる気がいくらあったとしても、その向かう方向が間違っていては本エピソード前半のあこみたいに決して成果には結びつかないということを心しておきましょう。
依頼者の意図をくみ取って仕事を行うこと、そして自分の間違いを素直に認めることは社会人として必須のスキルです。「本気のスイッチ」を見つけるための最短ルートは、謙虚になること。
目標達成のための手段と方策
38話「アイカツニューイヤー!」
本当に、本当に色々あって虹野ゆめ、桜庭ローラ、早乙女あこ、香澄真昼の四人は成長し、年度の集大成となるS4を目指すためのオーディション「S4戦」に挑むことになります。三クール目のお話はもの凄く引き込まれるので、是非見てください。
目標は口に出し、紙に書くことが重要です。頭の中では抽象的だった目標が書くことによって具体性が増し、何をすればいいかも明確になります。将来の計画も立てておくとより実りある成果を得られます。
44話「春の予感♪」
具体化した目標を実現するためには、適切な手段を執る必要があります。
とはいっても、「頑張っているはずなのに上手くいかない」ことは多々あると思います。そんなときは、まず他人に頼ってみましょう。口に出さなければあなたの悩みは誰にも気付いてもらえません。アドバイスや思いもよらなかった解決策を提供してもらうためにも、自分の思っていることは(他人に伝わる形で)積極的に口に出すことが大切だということを、香澄真昼と桜庭ローラから学ぶことが出来るでしょう。
45話「あこ、まっしぐら!」
S4戦を勝ち抜くためには、ドレスを「特別なグレードアップグリッター」でレベルアップさせることが必要だと言われています。38話で出てきた四人の中で唯一グレードアップグリッターを手に入れていない早乙女あこは、皆に追いつくためにどのような手段と方策を取るのか。そして、彼女の取った行動がどのような結果を生み、彼女は何を思うのか。最後まで目を離すことは出来ません。あなたが目指していることは本当に正解に向かっているのか、そして本当に大切にすべきものは……。本エピソードは人生の教訓となります。
おわりに
アイカツスターズ!が社会人として必須であることがよく分かったと思います。
皆さん、アイカツスターズ!を見て社会人として更なる飛躍を目指しましょう。
バンナムフェスでアイカツを見たくなった人におすすめしたいアイカツシリーズのコンテンツまとめ
TVアニメ「アイカツオンパレード!」はテレビ東京系6局ネットで毎週土曜日朝10時30分から好評放送中!毎週土曜日朝11時より最新話をアイカツ公式YouTubeチャンネル「アイチューブ」など配信サービスで一週間無料配信中!(東京下町の方言で、「こんばんは」の意)
バンナムフェスを見てアイカツの良さを感じてしまったアイマスPやラブライバーの皆さん、とても多かったと思います。アイカツおじさんにとっては準備ができないままに致死量のアイカツを流し続けられて床のシミになっていました。
【#バンナムフェス DAY2】
— バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル (@bnefestival) October 20, 2019
『アイカツ!』『アイカツスターズ!』から5曲披露していただきました‼
♪ダイヤモンドハッピー
♪輝きのエチュード
♪START DASH SENSATION
♪MUSIC of DREAM!!!
♪SHINING LINE*
アイカツの良いところは、大きく分けて三つあります。
①本気の制作陣によりお届けされる楽曲の強さ
②「SHINING LINE*」を繋いでいくストーリーの尊さ
③歌唱担当と声優、アニメキャラクターが三位一体となって作り上げるキャラクター像
があると思っています。この三点に着目して関連する記事や本編のエピソード、無料で見られる動画などを紹介していきますので、興味のある部分だけ読んでみてください。
①本気の制作陣によりお届けされる楽曲の強さ
アイマスでおなじみMONACAの田中秀和さん(『ススメ☆オトメ』 『Star!!』やアニデレ劇伴など)や石濱翔さん(『Kawaii make MY day!』や『Tulip』など)の楽曲や、ロックギタリストNARASAKIの楽曲など、圧倒的に強い楽曲で毎話殴ってきます。一話冒頭のOP『Signalize!』を聞いてくれれば、その異常さがわかると思います。コレを女児アニメの一番最初のオープニングテーマにする制作陣の心意気よ。
公式YouTubeの動画をまとめたこのサイトで再生していくだけでもきっとお気に入りの楽曲が見つかるはず。作詞/作曲・アニメ登場回が各楽曲に紐付けられているので、気に入った曲からアニメエピソードを色々漁っていくのに最適です。属性(キュート/クール/セクシー/ポップ)や、作品(アイカツ!、アイカツスターズ!、アイカツフレンズ!、フォトカツ!※1)で分けてランダムで再生できるので、何も知らなくても楽曲を浴びることができるのも強い。
※1 かつて存在したスマホアプリの音ゲー。本編の「その後」の世界を描くシナリオと、数々の楽曲、日を追うごとに進化していくMVなど大人向けのファンサービスにあふれたゲームだったため、復活を望む声が大きい。復活してくれ。いくら積めば良いんだ。
バンナムフェスで流れていない曲で個人的におすすめできる曲をぶら下げときます。まあ主題歌を主として全曲好きなんですが。
アイカツ!より『カレンダーガール』
アイカツスターズ!より『Dreaming bird』
②「SHINING LINE*」を繋いでいくストーリーの尊さ
神崎美月(明るい紫髪の人)に憧れてアイドルになり、神崎美月を目指した初代主人公の星宮いちご(金髪赤リボンの子)と、星宮いちごに憧れてアイドルになり、星宮いちごを目指した大空あかり(茶髪ピンクリボンの子。途中で髪を切る)。「トップアイドルを目指す」「憧れのバトンをつないでいく」(以下、SHINING LINE*)ことを主軸においたストーリーは非常に尊いので、ちょっと気を抜くと「まずは100話+劇場版まで見て!※2」と言ってしまいたくなります。
が、それがアイカツ視聴へのハードルを高くしてしまっている気がするので、今回は何を見たいかによって選りすぐりの三話をテーマに沿って紹介していきたいと思います。気になったらdアニメストア、あにてれやHulu、バンダイチャンネルなどで結構最近の話まで見放題配信しているので、見てくれ。どれも初月無料です。ここから先は筆者が契約しているあにてれのリンクを貼っていきます。なぜあにてれなのかは後述。
※2 未見の人からしたら狂気だと思いますが、アイカツにハマった人は大体そう言います(筆者調べ)。沼にハマると、話数で会話をします。71話は良いぞ。
2021/12/26追記:あにてれが死んでしまったのでdアニメストアのリンクを貼り直しました……ラジカツフレンズを聴ける媒体がなくなってしまったのは人類の喪失……
まずはYouTubeなど色んなところで無料配信されているアイカツ!第1話(ネットミームと化している「ていうかもう寝よう」など盛りだくさん)を見てみてください。そこで(これは違うかもな……)と思ったら以下の文章は読まなくて大丈夫です。アイカツスターズ!の場合は、作品の良さは劇場版アイカツスターズ!
に詰まっています。たったの60分とは思えない濃厚さです。その後、アイカツスターズ!1話を見るとアイカツ!とのテンションの違いに驚くと思います。だがそれが良い。
ここからはアイカツ!でストーリーの流れが分からなくても見られる話を選んでいるので、良いなと思ったら軽率に見てください。その話に行くまでのストーリーもすごいので、できれば前後の話も見ていって、最終的には全話見て欲しい。
・「アイカツってスポ根って聞くけど……」
アイ!カツ!のかけ声とともに走ってたり崖を登っているイメージがありますが、みんな意味もなく走ったり崖登りをしているわけではありません。
第6話 サインに夢中!
主人公の星宮いちごが、自分のサインを作るために矯正ギプスをつけてサインの特訓をします。
第13話 カロリーの悲劇!
正月太りしてしまった星宮いちごが、痩せるために走りまくります。
アイカツ界のトップアイドルに君臨する神崎美月とユニットを組むという栄誉を得るために、アイドルたちが壁(物理)を乗り越えます。
・「アイカツ!の勢いを知りたい!」
初代アイカツ!の序盤は制作陣が勢いで突っ走っているので、すごい化学反応を見せる回が毎回続きます。どれも独立したエピソードとして見ることができますが、特に面白い三話を。
第7話 つぶやきにご用心
私の推しである霧矢あおい(バンナムフェスで「穏やかじゃない!」と言っていた子。CV田所あずさ)がオーディションに勝つための情報収集としてSNSにハマって見失った自分を取り戻します。大切なのは画面の向こうでなく目の前にいる友人なんだよ、ということを気づかせてくれます。「私、ネットで誰かとつながっていたいとは思わないから」が出てくる回。
第12話 We wish you a merry Christmas!
アイカツの代名詞として崖と斧が有名ですが、崖と斧は出るべくして出たんだよという回。サンライズ立ち(勇者パース)で斧を構えますが、木の伐採は林業的に正しく行われます。アイカツはいつも正しい。
第21話 オシャレ怪盗☆スワロウテイル
アイカツシリーズには「ドラマ回」と呼ばれる回があります。アイドルの仕事にドラマも入っており、アイカツスターズ!一年目まではゲーセンの筐体でも「ドラマ」枠がありました。このドラマ回は本編の話の流れとはほとんど関係ないお祭り的な回なのでどれも見て欲しいのですが、とりあえず一番最初に出てくるこの話を選びました。17:00くらいから(歌が流れてくるあたり)アクションがすごいことになりますが、なんとルパンのキャラデザをやっている横堀久雄さんが一部原画をやっています。アイカツはいつも本気。
ルパンのキャラクターデザインの横堀さん、1年目のアイカツでは少し原画をやっていただいてたんですよね。贅沢。
— 木村 隆一 (@Ryuichi_Kimura) September 30, 2015
怪盗スワロウテイルの話の気球にワイヤーを巻きつける辺りは横堀さんだったと思います。
今石洋之さんが作画をやっているギャラクシー☆スターライト(第159話)も面白いです。なぜかここで出てきたロボットがスパロボに参戦しています。サンライズだからね(?)。
・「アイカツおじさんが伝説のように語るSHINING LINE*をサクッと感じてみたい!」
「100話+劇場版まで見て!」
本筋に関わるエピソードが多いしネタバレが多いのでこれは1話から順に追うのが最も効率的(?)にSHINING LINE*を摂取できるのですが、「忙しくてそんなに見られない!」という方のために、独自の軸で憧れのバトンを繋いでいる回をご紹介します。
第19話 月夜のあの娘は秘密の香り
第20話 ヴァンパイア・スキャンダル
第89話 あこがれは永遠に
『人間と吸血鬼の間に生まれ推定600歳、永遠の刻を共に旅してくれる下僕を探している』という”設定”でアイカツをしている姿が人気となり、アイカツ回のみならず現実世界でも人気をかっさらう藤堂ユリカ(※3)ですが、どういう経緯でその”設定”を立てることになったのか……ということが描かれる第19話、20話。
19話、20話で描かれた藤堂ユリカの「弱さ」を知らずに藤堂ユリカに憧れ、自分の「弱さ」に悩む少女。その少女にかつての自分を照らし合わせ、彼女の自分への憧れを未来へのバトンで繋ぐ第89話。
三話見終わった後、「明日からちょっと違う自分になろう」と一歩を踏み出すことのできる良い話です。SHINING LINE*のインスト版が感動的に使われるのも魅力。
※3 「硝子ドール」「永遠の灯」といったアイカツ史に残る超名曲を生み出しているので聞いてください。「硝子ドール」のフルサイズは一分以上のギターリフが入る気合いの入りっぷり。
③歌唱担当と声優、アニメキャラクターが三位一体となって作り上げるキャラクター像
アイカツ!、アイカツスターズ!では、キャラクターの台詞を喋る方とステージで歌って踊る方の違う歌唱担当制を敷いていました。(同様のシステムはマクロス7の「歌バサラ」が有名)
歌唱担当の方は一人何役もしており、聞いた当初は「あれっ、この声なんか違うかも……」と違和感を感じるかもしれません。でも、その違和感は徐々になくなりますし、現実世界のライブではこのシステムの良さが爆発します。
昨年「アイカツシリーズ5thフェスティバル」では、バックスクリーンに流れるアニメ映像を背に声優と歌唱担当が歌を歌っていただけたので、会場に居合わせたアイカツおじさんたちは「三位一体」をその身に浴びました。詳しくは下記参照。
アイカツ教は原始に還る - 火縄銃2018 http://antiny.hatenadiary.jp/entry/2018/03/06/210240
もしもライブの様子が気になった方は、武道館で二日間にわたり行われたライブのダイジェスト映像があるので見てください。 バンナムフェス2020のコールの練習もできるよ。
アイカツ!ミュージックフェスタ in アイカツ武道館 Day1 & 2 ダイジェスト映像
https://www.youtube.com/watch?v=KVqUMZD9_Gs
なお、アイカツフレンズ!では歌唱担当は廃止され、声優が声も歌も担うことになりました。これには賛否両論ありましたが、私はこれはこれでありかな、と思っています。
特に主人公の友希あいねを演じる松永あかねさんと先輩の日向エマを演じる二ノ宮ゆいさん、そして今作アイカツオンパレード!で主人公をやることになった逢来りんさん(※4)がやっているウェブラジオ「ラジカツオンパレード!」は生の女子高生が放課後にわちゃわちゃやっている姿をのぞくことができるのでおすすめです。実質放課後ティータイムといっても過言ではない。
※4 彼女は今年の4月に声優デビューし、たった半年で東京ドームのステージに立った化け物です。今後の成長が楽しみ。
「ラジカツオンパレード!」は毎週水曜19時にアイカツの公式YouTubeチャンネル「アイチューブ」で配信されています。
https://www.youtube.com/channel/UCDOJkSTUNY3_NKawpkPvjHg
9月までやっていた「ラジカツフレンズ」も毎回素晴らしいので是非聞いて欲しい。
このウェブラジオの他、アイカツシリーズに関する限定コンテンツがどんどん流れてくるのはあにてれなので、みなさんあにてれに契約しましょう。
それでは皆さん良いアイカツライフをお送りください。
この出会いに、ありがとう。そして、これからも。
ハコだけ作って中身を入れていなかった弊ブログですが、ついに初めての記事を書かせていただきます。
2/27、28のアイカツ武道館、最高でした。走馬灯が見えました。
何より、席が良かった。ステージまで数メートルという、有終の美を飾るにふさわしい席でした。STAR☆ANIS、AIKATSU☆STARSみんなと目があったぼくはどうしようもなかった。これが恋か。
端とはいえステージから2列目だった1日目、笑顔のサンキャッチャーでふうりさんと至近距離で目が合った。
中央5列目だった2日目は裸足のルネサンスでりえさんに剣で貫かれた。もちろんるかさんに顎クイするのも目の当たりにしてしまい、頭がぐちゃぐちゃになってしまった。ななせさんと凛ちゃんのシンクロ率が100%を超えていて震えた。
輝きのエチュード。ステージに顕現したいちごちゃんを凝視していて、ふと横のスクリーンを見やると、ステージから客席を映した映像が完全に大スター宮いちごまつりのステージだった。
***
アイカツに出会ったのは4年近く前。ドリアカ勢が揃ってきたころに大学のサークルの先輩から勧められたのがきっかけだった。
アイカツ見るか…
— ひさくらジェネレイション (@hskr_t) 2014年5月7日
カレンダーガールいい曲だ
— ひさくらジェネレイション (@hskr_t) 2014年5月8日
これがアイカツを観始めたころのぼくですね。今見ると初々しい。
最初はあまり面白さを感じずに半年くらいは週に1,2話見ればいい方だったが、大スター宮いちごまつりの開催が告げられたぼくは「これは追いつくしかない!!!」と思い夏休みを使って1日6話ずつ追いついた。
追いついた「秘密の手紙と見えない星」で泣いていた僕がこちらです。
アイカツ97話、あおい姐さんの手紙が開封されて泣かないわけがない
— ひさくらジェネレイション (@hskr_t) 2014年8月30日
そして12月。バルト9の一番大きなスクリーン(ガラガラ)で見た大スター宮いちごまつり。
そこにはそれまでのアイカツがすべて詰まっていて、確かなSHINING LINE*があった。いちごちゃんの輝きのエチュードを見届けながら、ボロボロ泣いてしまっていた。隣に座っていたアイカツおじさんと泣きながら目礼を交わしました。あれを大きなスクリーンで見られたことは人生の宝物です。
劇場版アイカツを見る前「いちごちゃんのライブシーンを大画面で見られるなんて最高だろうな~」
— ひさくらジェネレイション (@hskr_t) 2014年12月17日
劇場版アイカツを見た後「尊い…尊い…(焦点の定まらない目で震えながら)」
ちなみに大スター宮いちごまつりは円盤含め3回しか見れていません。あれを見るにはとてつもない勇気がいる。
その時はまだ実家にいたのでDCDにもなかなか手を出せなかったけど、今思うともっとハマっておくべきだったなと思う。今叶うならSTAR☆ANISの全国ツアーとかNHKホールでのライブのチケットを取りたい。
重大発表聞くまえの僕「アイカツ!だしスターズ期待しよ」
— ひさくらジェネレイション (@hskr_t) 2016年2月20日
聞いた後の僕「ア…アイ…アイカツスターズ!うわああああああ…いちジェネのBD-BOX買います」 #aikatsu
ヒカリエでのライブイリュージョンを見たあとアイカツスターズの告知を見たぼくです。今アイカツスターズにドハマりしているよ、と当時の自分に伝えてあげたい。
当時の自分はそこまで歌のお姉さんに思い入れはなかったので、MF2016は1日目と3日目しか行かなかったけどそれでも最高のステージを見せてもらい「アイカツっていいな…」と思っていた。
就職を前にして一人暮らしを始めたぼくは、アイカツ最終話を見て泣いてしまうとともにアイカツの新たな幕開けを確信していた。
新しい筐体、新しいシリーズ。初めの頃こそいまいち慣れなかったものの、劇場版アイカツスターズ(劇場で10回くらい見ました)を見るころにはすっかりハマっていて、MF2017では25代S4のepisode SoloとななせさんのDreaming birdのステージに心をぶち抜かれてしまっていた。
ここからだろう。アニメ、DCD、歌のお姉さんたちが三位一体となって紡ぐアイカツという作品の魅力を心の底から感じたのは。
芸カ13にはまひロラとあり有莉で友人と一緒にサークルを出した。まさか初めての同人誌で同じカップリングを書くサークルが二つしかないとは思わなかった。
8月のラゾーナ無銭ライブ。照りつける太陽の下数時間座り込んでいたのはいい思い出だ。ファミリータイムでも容赦ないセトリに呻きながらそこで武道館&全国ツアーの存在を知ったぼくは、年が明けるのを心待ちにしていた。
仙台では初めてのホールでのファミリータイムに赴き、全力で声にならない叫びをあげていた。
愛知ではフォロワーさんとまさかの自然連番を決めてしまい、そのまま打ち上げをしてしまった。
富士急では初めての一人遊園地を決めてしまった(富士急コーデをDCDでプレイするだけでも行った価値があったと思いました)
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ここまでの記憶が走馬灯のようによみがえってしまい、もはやペンライトを振ることもできずに目と鼻から液体を垂れ流しながら呆然とするばかりであった。
でも、アイカツは終わらない。
曲を聴くだけでそこに歌のお姉さんがみんないるし、きっとアイカツスターズのようにアイカツフレンズも好きになれるはず。
願わくばアイカツ10周年でアイカツシリーズのライブを見て、「アイカツのことをずっと好きでいてよかった…ありがとう…」と叫びたい。
そのためにも自分には自分の出来るアイカツを全力で頑張っていきたい。
この出会いに、ありがとう。そして、これからも。